はちみつができるまで

process

川村養蜂場では、ひとりでも多くの方に
純粋なはちみつのおいしさを知ってもらうため
1年を通してみつばちに寄り添っています。

はちみつができるまで

message

春を迎え暖かくなってくると共に、野の花々も一斉に生きている証を示し、葉を広げ、花を咲かせ、甘い香りを空気中へと湛えます。みつばちたちも陽気とともに活動を始め、育児が盛んになりそのための食料を求め、花の蜜に群がります。
みつばちが採ってくる花の蜜(ショ糖)は、みつばちの体内で酵素の働きによりブドウ糖と果糖に分解され吸収されやすい形で巣房に蓄えられます。
採ってきたばかりの蜜はまだ水分が多いため、みつばちは余分な水分を飛ばし長期保存が可能なまで糖度を高めてゆくのです。しっかりと熟成した蜜は巣房に蓋がかけられ、良質な「はちみつ」となるのです。

  • 花とみつばち
    みつばちなどの花蜂は、動物性のたんぱく質を採っていた狩り蜂から、植物性の栄養分を求め進化した形です。また、花々も花蜂に運び屋としての仕事をしてもらうために甘い蜜で誘い、蜂たちと共に進化を遂げてきました。
  1. 2~3

    • ・卵がかえる

    春の気配を感じ取り女王蜂は卵を産み始めます。そして、卵がかえると一気に巣内が若返り、活気がみなぎります。増えるみつばちの甲斐性に合わせ、巣をさしていきます。

  2. 4

    • ・桜のはちみつ
    • ・椿の森のはちみつ

    桜の流蜜により巣内は桜の香りであふれかえります。
    ミツバチの状態次第で採蜜!

  3. 5

    野ばらの流蜜。「若葉のころ」のはちみつの採蜜。

  4. 6

    くろがねもちの流蜜。「新緑のころ」のはちみつの採蜜。

  5. 7

    • ・蜂を別箱に移動

    採蜜も終わり、虫数でいっぱいの窮屈な蜂たちをゆとりのある別箱へと分けてあげます。

  6. 8

    • ・蜂の夏をサポート

    暑すぎる夏も蜂には大きなダメージ!巣内に送風活動など体力消耗の割に流蜜はありません。

  7. 9

    • ・スズメバチの猛威

    涼しくなると俄かながら活気づきますが、お盆を過ぎたあたりから11月まで天敵スズメバチが猛威をふるいます。みつばちたちも怒りっぽい!

  8. 10

    • ・栄養を蓄える

    コスモス、泡立ち草の花は越冬に向けての貴重な栄養源なのです。

  9. 11

    • ・いちごの交配

    いちごの交配のためみつばちたちは一役買っているのです。

  10. 12~2

    • ・じっと春を待つ

    花もなく寒い季節。余分な体力は使わず身を寄せ合って静かにじっと春を待つ土筆の気持ち。

みつばちのチカラ

honeybees

みつばちは何も壊しません。何も殺しません。みつばちはその営み上花の蜜や花粉を採りに行きますがその行為によって花は枯れる事はありません。それどころかみつばちは植物の花粉による媒介を助けます。
やがて花は寿命で尽きますがミツバチの働きによってできた実の中には種という新しい生を宿すのです。植物に新しい生を与えるということは、いろいろな生き物の生活を助けます。生き物はあちこちに種をばらまきます。巡り巡れば自然に花の数は増え、みつばちにとってまた生活しやすい環境が出来上がるのです。
みつばちは"正"のスパイラルのキーマンなのです。ちょうちょやハエも花粉媒介をしますが、みつばち程の効率を考えるとほんの微々たるものです。
また、みつばちは自分たちの巣を侵す"敵"以外への攻撃をしません(敵と思われることはありますが)。みつばちには攻撃するための毒針を保有していますが、通常その武器はしまわれたまま一生を終えることになります。

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